一人暮らしに潜むリスク

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一人暮らしに潜むリスク

社会的孤立のリスク

一人暮らしの高齢者が抱えるリスクとしてまず挙げられるのが、社会的孤立です。家族や地域とのつながりがあれば、体調の変化などにもいち早く気付いて対処することができます。しかし、現代では他人同士の交流が薄れ、外出の機会が少ない高齢者は社会的に孤立しやすい状況になっています。会話をする相手がいないことで気分が落ち込み、困った時に助けてくれる人がいないため不安も大きくなります。また、会話をする機会が減ることで脳の機能が低下し、認知症のリスクも高まります。

社会的孤立のリスク

食生活が乱れるリスク

一人暮らしの場合、自炊が面倒になりコンビニなどで済ませたり、自分の好きなものだけを食べたりすることが多くなりがちです。加齢によって食欲が低下し、食事量が極端に減るケースも少なくありません。こういった食生活の偏りによって本来必要な栄養素を摂取できず、健康を害するリスクが高まります。

食生活が乱れるリスク

生活環境が悪化するリスク

加齢によって身体機能が低下し、今までできていたことが難しくなるケースも少なくありません。肩や腰、膝などの関節が痛み、家事をすることが大きな負担になります。その結果、身の回りのことに手が回らず生活環境が乱れてしまいます。また、認知症の影響で家事をすることができなくなり、不衛生な生活環境に陥ってしまうケースも少なくありません。

生活環境が悪化するリスク

重症化のリスク

高齢者は回復力が衰えているので、小さな傷でも治りにくく、放置したままだと化膿したり、最悪の場合壊死したりすることもあります。最初は軽い風邪でも肺炎を引き起こし、重症化するケースも少なくありません。また、症状が表面化しないまま進行する隠れ認知症と呼ばれる状態に陥ることもあります。一人暮らしの場合、こういった怪我や疾患に対して適切に対処できず、重症化するリスクが高まります。

重症化のリスク

災害発生時のリスク

災害が発生した際に、周囲に助けを求められず逃げ遅れてしまうリスクもあります。高齢者は災害情報や避難場所の情報をすぐに得られず、身体が弱っているため素早く動くことも難しい状況です。住み慣れた自宅から離れることに抵抗を感じ、避難行動が遅れるケースも少なくありません。

災害発生時のリスク

犯罪に巻き込まれるリスク

詐欺などの犯罪に巻き込まれるリスクも高まります。振込詐欺やオレオレ詐欺といった特殊詐欺は、高齢者をターゲットにして行われることが多いです。また、防犯対策への意識が薄いことから、空き巣や強盗にも狙われやすいといったリスクがあります。

犯罪に巻き込まれるリスク

孤独死のリスク

一人暮らしは孤独死のリスクも高まります。警察庁の発表によれば、2024年に自宅での孤独死が発見されたケースは7万6,020件でした。特に都会は孤独死が多く、東京では年間1万件以上の孤独死が確認されています。

孤独死のリスク

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